TradingViewの無料プランでできること・できないこと【2026年版】東証リアルタイムの落とし穴も
実際に使ってみて分かった、無料版のメリットと注意点をまとめました
「TradingView、無料でどこまで使えるの?」
デイトレを始めてチャートツールを探したとき、私が一番知りたかったのがこれでした。
結論から言うと、無料プラン(Basic)でもチャート分析は十分できます。私も最初は無料のまま使っていました。
ただ、実際に使い始めてみると、「ここは無料だとちょっと困るな」と感じるところもありました。特に私が困ったのが、表示できるインジケーターの数と、東証の株価がリアルタイムではなかったことです。
この記事では、2026年8月時点のTradingView公式情報を確認しながら、無料でできること・できないことをまとめます。
※プラン内容や料金は変更されることがあります。最新情報はTradingView公式サイトでご確認ください。
※この記事は、私自身がTradingViewを使ってみた経験をもとに書いています。特定の銘柄や売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
TradingViewには無料のBasicと、複数の有料プランがあります。2026年8月時点では、次のようになっています。
| プラン | 月額換算(年払い) |
|---|---|
| Basic | 無料($0) |
| Essential | $12.95〜 |
| Plus | $29.95〜 |
| Premium | $59.95〜 |
| Ultimate | $199.95〜 |
Essential・Plus・Premiumには30日間、Ultimateには14日間の無料トライアルがあります。
実際に使ってみると、「無料なのにここまで使えるんや」と思ったくらい、基本的なチャート分析機能はそろっています。
TradingViewには、次のようなものがあります。
- 400種類以上の内蔵インジケーター
- 10万種類以上のコミュニティインジケーター
- 110種類以上の描画ツール
- 17種類のチャートタイプ
移動平均線、RSI、MACD、ボリンジャーバンドなど、一般的なテクニカル分析に使うインジケーターももちろんあります。トレンドライン、水平線、フィボナッチなどの描画ツールも使えます。
さらに、Pine Script、株式・ETF・暗号資産などのスクリーナー、ペーパートレード、経済指標カレンダー、決算カレンダー、ヒートマップ、スマホアプリなども利用できます。
2026年8月時点の公式プラン比較表では、Basicには次のような制限があります。
| 項目 | Basic | Essential |
|---|---|---|
| 1タブに表示できるチャート | 1 | 2 |
| 1チャートのインジケーター | 2 | 5 |
| 保存できるチャートレイアウト | 1 | 5 |
| ウォッチリスト | 1 | 複数 |
| 1ウォッチリストの銘柄数 | 30 | 1,000 |
| 価格アラート | 3 | 20 |
| テクニカルアラート | 利用不可 | 20 |
| 過去のローソク足 | 5,000本 | 10,000本 |
| 広告 | あり | なし |
| 公開アイデア・公開スクリプトの投稿 | 不可 | 可 |
ネットでTradingViewについて検索すると、「無料版はインジケーター3つまで」と書かれている記事を見かけることがあります。実は私がTradingViewを使い始めた頃も、無料版で3つまで表示できました。私自身、「3つしか入れられへんのか……」と思った記憶があります。
ただ、TradingViewのプラン内容はその後変更されています。2026年8月現在、公式のプラン比較表ではBasicは1チャートにつきインジケーター2つまでです。古い情報が検索結果に残っていることもあるので、ここは注意してください。
私が一番困ったのはこれでした。私が使い始めた当時は3つまで表示できたのですが、それでも、「もう1つ入れたい」ということがよくありました。
デイトレをしていると、移動平均線も見たい。別のインジケーターも見たい。さらにもう1つ確認したい。となって、意外とすぐ枠が足りなくなります。
しかも現在のBasicは、公式上2つまで。シンプルなチャートでトレードする人なら問題ないかもしれませんが、複数のインジケーターを組み合わせたい人にとっては、かなり気になる制限だと思います。
もう一つ、私が最初にかなり戸惑ったことがあります。TradingViewを開けば、そのままリアルタイムの株価が表示されると思っていたんです。でも、日本株についてはそうではありませんでした。
東証の無料データは20分遅延
2026年8月現在、TradingViewで東京証券取引所のデータを無料で利用する場合、20分遅れのデータになります。「なんでTradingViewと証券会社の株価が違うんやろ?」と最初は戸惑いました。あとから調べて初めて、リアルタイムデータは別だということを知りました。
デイトレでチャートを見ながら売買判断をしたい場合、20分前の価格では判断材料になりません。ここは日本株でTradingViewを使おうと思っている人が、最初に知っておいた方がいいところだと思います。
TradingViewから東証リアルタイムデータを購入するには有料プランが必要
ここは私も最初に分かりにくかったところです。TradingViewから東証のリアルタイム市場データを追加購入する場合、Basicのままでは購入できません。
まずEssential以上の有料プラン、またはトライアルプランを利用したうえで、東証のリアルタイム市場データを追加します。2026年8月時点では、東証のリアルタイムデータはノンプロフェッショナルユーザーで月額3ドルです。
ブローカーのリアルタイムデータを使える場合もある
ただし例外もあります。TradingViewが対応しているブローカーを利用していて、そのブローカー側ですでに東証のリアルタイムデータを利用できる場合は、ブローカー口座をTradingViewに接続・認証することで、そのデータを利用できるケースがあります。
この場合、TradingView側で同じ市場データをもう一度購入する必要はありません。なお、TradingView公式によると、無料プランではデータ更新が数秒ごと、有料プランでは取引が発生するたびに、より高速に更新されます。
無料版でも価格アラートは3つまで設定できます。たとえば、「この銘柄が○○円になったら教えて」という通知です。
一方で、インジケーターなどの条件を使ったテクニカルアラートはBasicでは利用できません。たとえば、「移動平均線がゴールデンクロスしたら通知する」といった使い方です。
こうした通知を使いたくなってくると、有料プランを検討する理由の一つになります。
「じゃあ、TradingViewは全部リアルタイムデータにお金がかかるの?」というと、そうではありません。
TradingView公式によると、TradingView上の暗号資産取引所はリアルタイムデータを提供しています。FXの通貨データについても、多くのデータ提供元では東証のような追加の市場データ料金なしで利用できます。
またFXは、TradingViewに表示されている価格と実際に取引しているFX会社の価格が完全に同じとは限りません。実際の売買では、自分が利用している証券会社・FX会社の価格も確認することをおすすめします。
無料で十分な人
- これからTradingViewを触ってみたい
- チャート分析を勉強したい
- 日足などを中心に見る
- 使うインジケーターが1〜2種類
- 監視銘柄が30銘柄以内
- 複雑なアラートは使わない
有料プランを考えてもいい人
- 日本株デイトレで東証のリアルタイムデータを使いたい
- インジケーターを3つ以上表示したい
- チャートを2枚以上並べたい
- たくさんの銘柄をウォッチリストで管理したい
- インジケーター条件のアラートを使いたい
- 価格アラートをたくさん設定したい
- 広告を消したい
私のおすすめは、用途によって分けて考えることです。チャート分析を試したいなら、まず無料から。一方、日本株デイトレでリアルタイムチャートを使いたいなら、最初にリアルタイムデータの仕組みまで確認しておいた方がいいと思います。
鍵はPine Script
ここまで読んで、「2つじゃ足りない。でも毎月料金を払うほどでもない……」と思った人もいるかもしれません。私もインジケーターの表示数には困りました。
でも実は、無料プランのまま、この制限をかなり緩和する方法があります。鍵になるのが、先ほど少し触れたPine Scriptです。
Pine Scriptでは、自分でインジケーターを作ることができます。そして、複数の指標を1つのインジケーターにまとめることで、TradingView上では1つのインジケーター枠として使うことができます。たとえば複数の移動平均線をまとめたり、自分が普段確認している条件を1つのスクリプトにしたりすることもできます。
さらに現在のPine Scriptでは、メインチャート上に表示するものと、下の別パネルに表示するものを、1つのスクリプトから表示させる方法もあります。
「でも、プログラミングなんてできない」と思いますよね。私も自分でコードを一から書けるわけではありません。それでも作ることができました。AIにコードを書いてもらったからです。
TradingViewの無料プランを使っていて、「インジケーターの数が足りない」と困っている人には、かなり便利な方法だと思います。実際にどうやって作るのかは、別の記事で詳しくまとめます。
TradingViewのBasicは無料ですが、チャート分析に必要な基本機能はかなりそろっています。一方で、実際に使うと気になってくる制限もあります。特に覚えておきたいのは、次の点です。
- 現在のBasicはインジケーター2つまで
- ウォッチリストは30銘柄まで
- テクニカルアラートは利用できない
- 東証の無料データは20分遅延
- TradingViewから東証リアルタイムデータを購入するには有料プランが必要
- 有料プラン料金とは別に東証データ料金が必要
- 対応ブローカーのリアルタイムデータを利用できる場合もある
- FXや暗号資産は日本株とはデータの仕組みが異なる
私自身、使い始めた頃は、「無料でどこまでできるんやろ?」「なんで株価がリアルタイムじゃないんやろ?」「インジケーター、これ以上入れられへんの?」と、一つずつ調べながら使っていました。
だからこそ、これからTradingViewを使ってみようと思っている人が、最初につまずきやすいところをこの記事にまとめました。同じように「無料でどこまで使えるんやろ?」と調べている方の参考になればうれしいです。


コメント